喫煙を始めたきっかけは、人それぞれでしょう。
中学生時代に、なんとなく大人な感じに憧れて、とか、先輩のマネをして、とか、家に置いてあったので、つい吸ってしまったとか。

古い時代には、タバコや葉巻やパイプなどは、確かに大人の男のステータスだった時代がありました。
しかし、医療が発達し、喫煙が様々な病気の原因になることが明らかにになるにつれ、タバコへの批判や非難が増えてきました。

もともとは産業の一部として、納税が期待できることから、各国政府もむしろ積極的に後押ししてきたタバコ産業ですが、健康被害が明らかになり、医療費が国庫に少なくない負担をかけるようになると、タバコ業界からの納税額よりも、医療費として出ていくお金の方が多いということで、手の平返しで様々な規制をかけたり、税金を上げたりして、喫煙者の数を減らそうとするようになりました。

特に家庭のお母さん達は、自分の子供に早死にして欲しくないので、非常に積極的かつ強力に、喫煙=不健康、喫煙=悪、というイメージを、家庭の内外で広めていったために、もともとの喫煙者だったお父さんやお爺ちゃんが、肩身の狭い状況に追いやられてしまいました。

タバコをやめられない人が、換気扇の下で一服とか、喫煙のためにわざわざ外出して、散歩しながら一服、という光景は、気の毒かもしれませんが、お母さん達からすれば、なんでわざわざ高い金出してまで毒を吸って、しかもその害を家族にまで及ぼそうとするんだ、と同情など一かけらもない、非難一辺倒の姿勢を取るのが当り前でしょう。

そうした背景から、タバコを売る産業から、タバコをやめるための産業が誕生しました。現在、医療関係から製薬、小売業界まで、様々な業種で禁煙関連ビジネスが展開されてます。

病院での禁煙外来

具体的に、どんな禁煙方法があるのか見てみましょう。
まずは本命から。

絶対確実、ということではなく、確実性が一番高いという意味で本命なのは、禁煙外来です。

そもそも、タバコをやめられないのは、単に本人の意志が弱いせいだ、という根性論ではなく、医学的な理由を追及した結果明らかになったのが、ニコチン中毒です。

中毒症状は、意志の力だけで抑え込むことが難しいので、結果多くの喫煙者が、禁煙を継続することができない合理的な理由とその対抗策の検討が可能となりました。
中毒症状を緩和する薬を使えば、禁煙は可能だという理屈です。

そのため、禁煙外来では、まず最初に、ニコチン依存症か否かのチェックを行います。

ここでニコチン依存症でないという結果が出た場合は、医者にかからず、その分のお金をかけずに、自力で禁煙を達成することができるかもしれません。意志の強さ次第ですが。

ニコチン依存症の場合は、 禁煙補助薬の力を借りて、ニコチンの摂取量を徐々に少なくすることで、ニコチンの摂取量がゼロになっても禁断症状等がでない体、つまり、喫煙を始める前の体を取り戻すための取り組みを行います。

ニコチンパッチ

ニコチンパッチとの違いは何かというと、医者が禁煙の取り組みを、応援乃至監督或いは監視若しくは管理してくれるということです。

ニコチンパッチさえあれば、誰でも一人で禁煙できるのであれば、禁煙外来を受診する患者はいないわけですから、人によっては、自分一人で禁煙できる人もいるし、医者の力を借りる必要のある人もいるということですね。

ちなみに、ニコチン依存症でないのであれば、ガムやアメ等の代替物で禁煙ができる人もいるでしょうが、代替物では満足できない場合は、まずはニコチン依存症になってしまっているのか否かを確かめる必要があるでしょう。