ニコチン依存症~ニコチン依存度チェック


ニコチン依存症のスクリーニングテスト「TDS」

ニコチンへの依存度をチェックするテストで、
禁煙外来の保険適用の対象患者を抽出するために実施するスクリーニングテスト(TDS)というものがあります。

ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)は、WHOの「国際疾病分類第10版」(ICD-10)やアメリカ精神医学会の「精神疾患の分類と診断の 手引き」の改訂第3版および第4版(DSM-Ⅲ-R、DSM-Ⅳ)に準拠して、精神医学的な見地からニコチン依存症を診断することを目的として開発された ものです。このテストは1998年度の厚生省の「喫煙と健康問題に関する実態調査」でも用いられています。

TDSの結果が5点以上であれば「ニコチン依存症」と診断され、保険適応で外来を受診することができる基準のひとつとされます。

*禁煙外来すべてが自由診療(保険適応外)の病院もあります。
 病院を受診される際は、保険適応か否か、事前にご確認されることをお勧めします。


ニコチン依存症のスクリーニングテスト「TDS」

各設問に対し、「はい」または「いいえ」を選択してください。
合計点が5点以上でニコチン依存症と 判定されます。
  はい
(1点)
いいえ
(0点)
1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
3. 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
4. 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
  ・イライラ ・眠気
  ・神経質 ・胃のむかつき
  ・落ち着かない ・脈が遅い
  ・集中しにくい ・手のふるえ
  ・ゆううつ ・食欲または体重増加
  ・頭痛  
5. 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
6. 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
8. タバコのために自分に精神的問題(注)が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。
9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
(注) 禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質に なったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。

Kawakami, N. et al.:Addict Behav 24(2):155, 1999